バカヤローの日
- 風雅 千輝
- 2024年2月28日
- 読了時間: 2分
2月28日は『バカヤローの日』です。
1953年(昭和28年)2月28日、当時の吉田茂首相が、衆議院予算委員会で社会党の西村栄一議員の質問に対して「バカヤロー」と発言した事に由来します。
この発言が元となり、後に内閣不信任案が提出され、可決された。
同年3月に第4次吉田内閣は解散に追い込まれたことから『バカヤロー解散』と
呼ばれております。
質疑応答中に両者熱くなってしまったことで、ちょっとした感情論的な
やり取りとなっていたさ中、吉田氏が自席にて非常に小さな声で
「バカヤロー」…と呟いたのが偶然にもマイクが拾っていたのです…。
この発言を多くの議員が耳にし、発言に反発するかたちで騒ぎが大きくなっていったもので
「ちょっとした発言だとしても、いつ誰がどこで聞いているか分からないため
細心の注意をすべき」とのニュアンスで、政治の世界だけでなくビジネスや
一般生活においても、ある種の教訓として今日でもしばしば引用されています。
まさに『口は災いの元』ですね。
ちょっとした発言が、大問題となる典型的パターンですよね。
「発言する事」は、自分を対外的に表現するとても大切なことですが、
発言をする時は「TPOをわきまえる」必要があります。
「いつ、どこで、どのような場面か」を考えて、言葉遣いや発言内容に気をつけなければ
なりません。
人との会話でも、言葉が丁寧過ぎてしまうとカタク感じ取られてしまい、よそよそしくなり親しみを感じにくくなります。
逆に言葉遣いが雑であると、印象が悪く軽く感じ取られてしまいます。
難しいですよね。
人に対する『言葉遣い』だけでも、こんなに難しいのですから
『発言』には細心の注意をはらいましょう。
どこで、誰が、どんな感情で、あなたの発言に耳をすましているかわかりませんよ。
『口は災いの元』『壁に耳あり障子に目あり』ですよ。
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